9月3日の練習はランチ休憩を一時間挟んで午前10時から午後3時45分まで正味5時間近くでした。終わったら心地よい充実感がありましたが、さすがに疲れはいつもの練習の倍以上ありました。

 

冒頭の発声練習の後、ソプラノが二回に分けて小川先生の特訓を受けましたが、下記はその時のパートマネジャーさんからのレポートです。

 

小川先生ご指導によるソプラノ少人数(7名づつ)でのレッスンでは全てに共通する事として大切な4原則を改めて学びました。

①テンポ

②リズム

③音程

④歌詞(言葉)

本番2週間前の現時点では③と④は出来ていて当然。(コメント:耳の痛い話です。)

一つのフレーズを演奏する場合、次に来るハーモニーの調性(短調 長調)をもっと早く感じ取って聴き合う事。(コメント:自分のパートの音符を辿れば良いという話ではない、バッハの曲は転調が変幻自在になされるのでその流れにいかに身を寄せて乗るかで自然な演奏かどうかが決まります。)

テンポに関しては指揮者を見て臨機応変に遅れないように演奏する。(コメント:パートの出だしやカデンツで指揮者を見るとテンポに乗りやすくなります。後、ピアノの通奏低音もテンポのかなめを握ってます。)

そのためには歌詞の意味を考えて覚える。(コメント:これも普段の自習の大切さが強調されていて耳の痛い話です。)

以上の内容から各自が不安な箇所を払しょくし、歌詞の意味に会う表情で演奏するように。例えば「Gloria」の場合「栄光」の意味をもっと表情に表して演奏する。(コメント:これは善忠先生にもよく指摘されるのですが、なかなか出来ないのは歌詞の意味が本当にわかっていないからかもしれません。)

 

表情を変えるのが苦手な私達日本人がバッハを歌うためにはリズム感、言葉の意味、宗教性をもっと学ぶようにしたい。(コメント:大学時代の恩師が良く言ってましたが、文化の諸領域は有機的に繋がりあっているのが西欧の文化のあり方だ、との事。芸術はそれ自体として孤立しているのでなく、宗教、文学、社会、経済、政治と緊張感のある繋がりを保ちながら芸術としての価値を主張しているのだ、という事です。ちなみにこの先生はバッハの音楽が大好きでした。たかが表情、されど表情です。)

 

小川先生の特訓の後はト短調ミサの「キリエ」以外を善忠先生の指導で丁寧に復習し、音程に不安のある箇所を一つずつ見直して(本来これはする必要がないのですが)、最後に一時間余りかけて3曲を通して演奏しました。これだけやれば、自習すべき箇所が何処なのかは分かるはずですので、あとは団員一人ひとりの努力あるのみです。

 

来週の9月10日は最後の練習ですので、自習の成果を発揮したいものです。

2016/09/04 14:58

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