9月17日の演奏会は心配されていた天気にも恵まれ、浜離宮朝日ホールで397名のお客様をお迎えして予定通り無事終えることができました。これもひとえに聴きに来て下さったお客様、普段から私たちを辛抱強く指導して下さる渡辺先生と小川先生、一緒に合唱部分も歌って下さるソリストの先生方、そして大西律子さんの率いるオーケストラの皆さんの温かいサポートがあってのことです。心より感謝申し上げます。
今回の演奏会で取り上げた『ト短調ミサ』と『カンタータ187番』は音楽的に共通する曲が4つありますが、そのうち1つは大がかりな合唱曲です。プログラム冒頭の「カンタータ187番」の「Es wartet alles auf dich 人は皆期待して待っています」とプログラムを締めくくる『ト短調ミサ』の「Cum sancto spiritu 聖霊とともに」が同じ音楽であるにもかかわらず、本番のステージでは前者が演奏会の始まりだったためか緊迫感のある演奏だったのに対して、後者は舞台に慣れた団員がラストスパートよろしく自由に歌っていたように感じました。これは実際に演奏会後に録音を聴いてもある程度検証できます。このあたりは普段の練習やリハーサルでは予想できない、本番ならではの現象ではないかと思います。発音の難しいドイツ語と比較的簡単で決まりきった歌詞のラテン語の違いも影響しているのかもしれません。
プログラム中間に演奏された『カンタータ134番』では徳島から私たちの演奏会のために上京された頃安先生の円熟したテノールソロと私たちの指導者、小川先生の安定感のある溌剌としたアルトとのデュエットがお客様と後ろで控える私たち団員を魅了しました。バッハの教会カンタータというと、宗教的なメッセージのせいか、どちらかというと厳かなイメージが強いのですが、こういった弾けるような明るいカンタータもあるのですね。締めくくりに私たちがお二人の先生方に唱和して最後の盛り上がりを演出できたのは幸せでした。
今回のソリストはお二人のほかに柳沢亜紀先生と山田大智先生でした。柳沢先生はいつもながらチャーミングな声質を生かされた187番のソプラノアリアを披露され、山田先生は以前にもまして柔らかさを増したビロードのようなバリトンで187番とト短調ミサの同じ曲を歌い分けられました。一流のソリストである先生方が合唱曲を私たちと一緒に並んで立って歌って下さるのは私たちの大きな励みとなります。
『ト短調ミサ』の演奏が終わり、指揮者、ソリスト、オーケストラの皆さまが退場されたあとに合唱団が残され、いざ退場という段になっても400人近くのお客様がほとんどお帰りになることなく拍手を続けてくださり、最後の合唱団員が退場しても拍手が鳴りやまなかったのには感激しました。バッハが作曲にあたって託したさまざまなメッセージが今回の私たちの演奏を通して聴衆の皆さまに少しでも届いていれば、と思います。
今週の土曜日から一年後の演奏会に向けて練習を再開します。カンムジは年末年始に一回休むだけであとは毎週土曜日の午前、休むことなく練習します。練習を見学されたい方は大歓迎です。事前にご連絡のうえお越しください。
(写真は演奏会で熱演する渡辺善忠牧師)

2016/09/20 22:45

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